焼き菓子を作ったあと、「焼きたてより、翌日のほうがおいしい気がする」そう感じたことはありませんか?

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こんにちは!!本日は、焼成した後の焼き菓子を一日置くと美味しくなるような話聞いたことありませんか?そんな不思議について発信させていただきます!!

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それ、気のせいではありません。

焼き菓子は、焼き上がった瞬間が「完成ではないお菓子」です。
むしろ、そこからが本当のスタートです。


焼きたては、「まだ落ち着いていない」

オーブンからすぐに出した直後の焼き菓子は、生地の中でさまざまな変化が起きています。

・水分が生地の中で動いている
・油脂が完全に安定していない
・香りが立ちすぎて味が尖っている

「焼きたてがおいしくない」というわけではありません。
ただ、味のバランスがまだ整っていない状態なのです。


一晩置くと起こる一番大きな変化

一晩置くことで、焼き菓子の中では次のようなことが起こっております。

① 水分が生地全体に行き渡る

焼成中は、水分は表面から中心へ、中心から表面へと移動しています。

生地を焼いてから時間を置くことで、
この水分が全体に均一に落ち着き、生地にしっとり感がでます。

これが、翌日「まとまった感じ、しっとり食感」に感じる理由です。


② バター・油脂がなじむ

バターは、焼いてすぐが一番主張が強くなります。
そして、香りが前に出ます。

時間が経つと、油脂が生地全体に行き渡ります。
これが他の材料と溶け合います。

結果として、香りが尖らず丸くなり、コクとして感じられるようになります。


③ 甘さが「生地になじむ」

焼きたての甘さは、実はどうしても角が立ちやすいこともあります。

焼成した生地に一晩置くことで、砂糖など甘さが生地全体に溶け込み、
優しい甘さとして感じられるようになります。

「甘さが落ち着いた」と感じるのは、実際に生地の中の構造が変わっているからです。


焼き菓子の面白い所は「時間も材料の一部」

焼き菓子は、
小麦粉、卵、砂糖、バターだけでできているわけではありません。

「時間」も、材料の一つです。

・焼いて
・冷まして
・一晩休ませる

この工程を経て、完成します。

だから、一晩置いたほうがおいしくなるのは、
偶然ではなく、計画されたおいしさとも言えます。


ただし、すべての焼き菓子が「一晩置くと良い」わけではない


しかしながら、すべての焼き菓子が
必ず一晩置いたほうが良い、というわけではありません。

・軽さが重要なお菓子
・表面の「サクサク感」を楽しむもの

こうしたお菓子は、焼きたて〜当日がピークになる場合もあります。

重要なのはそのお菓子がどんな食べられ方を想定しているか

日常のスイーツなのか、ギフトなのか、翌日以降に食べる前提なのか。

それによって、「美味しく召し上がるタイミング」は変わります。


「翌日」を基準にする理由

菓子業界プロの現場では、焼き菓子を評価するとき、翌日の状態を見ることも多いです。

なぜなら、お客様が食べるのは、
焼成した後ではないことがほとんどだから。

翌日、その翌日でもおいしく食べられるか。
味が崩れていないか。

そこを基準にすることで、見えてくる所もあえい、焼き菓子としての完成度が見えてきます。


まとめ|一晩置くのは「待つ」ではなく「仕上げ」の一部

焼き菓子を一晩置くのは、妥協でもありません。

材料・仕上げの工程です。

焼き上がった後、少し時間を預けることで、材料同士がなじみます。
そうすることで、味が一つにまとまっていく。

もし次に焼き菓子を作ることがあれば、ぜひ一晩置いてから、もう一度食べてみてください。

同じ焼き菓子なのに、
きっと、焼成した後とは違って感じるはずです。


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