ori-kitchen本日は、お菓子屋さんの品揃えの考え方についてポイントを整理してみました!
お菓子屋さんを運営していると、一度は悩むのが
「商品数を増やすべきか、それとも絞り集中すべきか」という問題があります。
多品種少量生産にするのか、少品種集中にするのか。
「どちらが正解か」は状況によって変わります。
ただし、この判断基準を間違えると、売上はあっても利益が残らない状態に陥ることにもなります。
本記事では、お菓子屋経営の現場視点から、それぞれの特徴と最適な選び方を解説します。
多品種少量のメリット・デメリット
メリット
まず多品種少量の強みは売場で「選ぶ楽しさ」です。
・お客様の満足度が上がる
・SNSでの発信ネタが増える
・来店動機が増える(毎回違う商品がある)
特にお店では、この効果は非常に大きいです。
大手にはない「今日は何があるのか」というワクワクが、来店理由になります。
デメリット
一方で、生産にはかなり負荷が高いです。
・仕込みが複雑になる
・材料・消耗品などの在庫ロスが増える
・オペレーションが非効率になる
・品質がブレやすい
結果として、「売れているのに儲からない」状態になりやすいのが一つ特徴となります。
少品種集中のメリット・デメリット
メリット
少品種集中型の強みは「効率と再現性」が高くなります。
・仕込みが一定ななる
・ロスが減る
・品質があまりぶれない
・原価管理がしやすい
特に焼き菓子や定番商品は、この戦略と相性がとてもいいです。
同じ商品を磨き込むことで、圧倒的な完成度とブランド力を作れます。
デメリット
ただし、これには弱点もあります。
・飽きられる可能性がある
・新規顧客の獲得力が弱くなる
・売上の伸びが鈍化する
「いつも同じ」という印象になると、来店頻度が下がるリスクがあります。
「組み合わせ」が重要
結論として、お菓子屋経営においては、どちらも正解かと思いますが、
多品種少量・少品種集中の「ハイブリッド」もひとつの考え方です。
ポイントは役割分担となります。
最適な構成の考え方
① 少品種で「利益の柱」を作る
まずは、利益を安定させるための商品を作ります。
・焼き菓子
・クッキー缶
・定番商品
ここは少品種でOKです。
むしろ絞った方がいいです。
目的:利益・安定・再現性
② 多品種で「集客のフック」を作る
次に、来店や話題づくりのための商品を用意します。
・季節商品
・限定商品
・イベント用商品
ここは多品種少量でOKです。
目的:集客・話題・体験価値
なぜこの構造が強いのか
この組み合わせが強い理由はシンプルです。
「売上を作る商品」と「利益を残す商品」を分けていることがとても大事です。
・全部多品種 → オペレーション崩壊
・全部少品種 → 集客弱い
この役割分担を考えることで戦略が変わります。
よくある失敗パターン
最後に、よくある失敗をまとめます。
① 商品数を増やしすぎる
→作る側が回らなくなる
→品質低下・ロス増加
② 売れる商品に寄せすぎる
→利益が出ない商品ばかりになる
③ 戦略がない
→なんとなく商品を増やす・減らす
まとめ|判断基準は「利益と役割」
多品種少量か、少品種集中か。
大事なのはこの2つです。
・その商品は利益を生むのか?
・それとも集客の役割なのか?
この視点で整理できれば、
商品構成は一気にシンプルになります。
お菓子屋経営は、「美味しい」だけでは成り立ちません。
どの商品がどの役割を持っているのか。
ここを設計できるかどうかで、
売上も利益も大きく変わります。


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