パティシエが実際に使うバターはどこで買える?業務スーパーのバターとの違いも解説
お菓子作りをしていると、レシピに何気なく出てくる「バター」。
スーパーで買えるバターを使えばいいのか、業務スーパーのバターでも大丈夫なのか、それともパティシエが使うような業務用バターを選んだ方がいいのか、迷う方も多いと思います。
特にクッキー、パウンドケーキ、タルト、フィナンシェ、バタークリームなどは、バターの風味が仕上がりに出やすいお菓子です。
同じレシピで作っているのに、なんとなく香りが弱い。
焼き上がりのコクが足りない。
お店のような味にならない。
そんな時は、作り方だけでなく、使っているバターが影響していることもあります。
この記事では、パティシエが実際に使うバターはどこで買えるのか、業務スーパーのバターとは何が違うのかを、製菓目線でわかりやすく解説します。

パティシエが使うバターはどこで買える?
パティシエが使うようなバターは、主に製菓材料店やネット通販で購入できます。
代表的なのは、富澤商店、cottaなどの製菓材料専門店です。これらのお店では、家庭用スーパーよりもバターの種類が多く、無塩バター、発酵バター、業務用サイズのバターなどを選びやすいのが特徴です。
一般的なスーパーでも無塩バターは買えますが、種類は限られます。
一方、製菓材料店では「お菓子作りに使うこと」を前提に商品が並んでいるため、クッキー向き、ケーキ向き、パン向きなど、用途に合わせて選びやすくなります。
たまにお菓子を作る程度であれば、スーパーの無塩バターでも十分です。
ただ、頻繁に焼き菓子を作る方や、仕上がりの香りにこだわりたい方は、製菓材料店や通販で業務用サイズのバターを買う方が使いやすいと思います。
特に450gサイズのバターは、家庭用の200gバターより量が多く、何度もお菓子を作る方には便利です。
パティシエがよく使うのは無塩バター
お菓子作りでよく使われるのは、基本的に無塩バターです。
理由は、塩分量を自分で調整しやすいからです。
有塩バターには塩が含まれているため、レシピ全体の味に影響します。料理では有塩バターが使いやすい場面もありますが、お菓子では甘さ、塩味、素材の香りのバランスが大切です。
そのため、クッキー、パウンドケーキ、タルト、マドレーヌ、フィナンシェなどでは、無塩バターを使うことが多いです。
もちろん、有塩バターで絶対に作れないわけではありません。
ただ、レシピに「無塩バター」と書かれている場合は、できれば無塩バターを使った方が仕上がりは安定します。
特に初めて作るお菓子では、まずレシピ通りに無塩バターを使うのがおすすめです。

業務スーパーのバターは使える?
業務スーパーのバターも、家庭のお菓子作りでは十分使える場面があります。
特に、価格を抑えたい時や、日常的にお菓子を作りたい時には選択肢になります。クッキーやマフィン、簡単な焼き菓子などであれば、業務スーパーのバターを使ってもおいしく作ることはできます。
ただし、ここで大事なのは、商品名をよく見ることです。
「バター」と書かれているものもあれば、「バターブレンド」「マーガリン」「ファットスプレッド」など、バターとは別の商品もあります。
見た目や使い方が似ていても、原材料や風味、焼き上がりは変わります。
お菓子作りでレシピに「バター」と書かれている場合は、基本的にはバターを使う方が安心です。
バター風味の商品で代用できる場合もありますが、香り、食感、口どけは変わることがあります。
つまり、業務スーパーのものが悪いという話ではありません。
大切なのは、自分が作りたいお菓子に対して、どの商品が合っているかを見ることです。
製菓材料店のバターとの違い
業務スーパーのバターと製菓材料店のバターの違いは、単純に「安い」「高い」だけではありません。
違いが出やすいのは、香り、コク、生地へのなじみ、焼き上がりの風味です。
製菓材料店で販売されているバターは、お菓子やパン作りに使うことを前提に選ばれています。無塩バターだけでなく、発酵バターや業務用サイズのバターなど、用途に合わせて選べるのが強みです。
発酵バターは、通常のバターよりも香りに特徴があります。クッキーやフィナンシェ、パイ、タルトなど、バターの風味をしっかり出したいお菓子に向いています。
一方で、すべてのお菓子に高価なバターを使う必要はありません。
チョコレートやナッツ、フルーツなど、他の素材の味が強いお菓子では、バターの違いがそこまで目立たない場合もあります。
逆に、シンプルなクッキーやバターケーキのように、材料が少ないお菓子ほど、バターの違いが出やすくなります。
お菓子別のバターの選び方
クッキーは、バターの香りが出やすいお菓子です。
材料がシンプルなクッキーほど、バターの風味が仕上がりに影響します。バターの香りをしっかり出したい場合は、製菓用の無塩バターや発酵バターを使うと、より風味が出やすくなります。
パウンドケーキやマドレーヌは、生地全体にバターのコクが広がるお菓子です。しっとり感や焼き上がりの香りを大切にしたい場合は、価格だけで選ばず、風味のよいバターを選ぶのがおすすめです。
タルトは、生地のサクサク感にバターが関わります。バターが生地になじみやすいか、焼いた時に香ばしさが出るかが大切です。
バタークリームは、バターの味がかなり前に出ます。ここで香りの弱いバターを使うと、仕上がりの印象が変わります。バタークリームを作る時は、できれば風味のよい無塩バターを使いたいところです。
反対に、日常のおやつとして作るマフィンや簡単な焼き菓子であれば、コスパ重視で選んでも問題ないことが多いです。
大事なのは、すべてのお菓子に同じバターを使うことではありません。
お菓子の種類によって、バターを使い分けることです。

初心者はまず無塩バターから選ぶのがおすすめ
お菓子作り初心者の方は、まず無塩バターを選ぶのがおすすめです。
最初から発酵バターや高級バターを選ばなくても大丈夫です。まずはレシピ通りに作り、焼き上がりの香りや食感を確認する方が大切です。
そのうえで、
「もっと香りを出したい」
「クッキーをお店っぽく仕上げたい」
「焼き菓子のコクを強くしたい」
と思った時に、製菓材料店のバターや発酵バターを試してみると違いがわかりやすいです。
いきなり高い材料をそろえるより、まずは基本の無塩バターで安定して作れるようになる。
その後、作りたいお菓子に合わせてバターを変えていく。
この順番の方が失敗しにくいです。
マーガリンやバターブレンドとの違いにも注意
バター、マーガリン、バターブレンドは似ているようで別のものです。
マーガリンやバターブレンドは、価格を抑えやすく、扱いやすいものもあります。料理やパンに塗る用途では便利です。
ただ、お菓子作りでは、バターの香りや口どけが仕上がりに影響します。レシピに「バター」と書かれている場合、マーガリンに置き換えると、食感や風味が変わることがあります。
もちろん、マーガリンを使ったお菓子が悪いという意味ではありません。
軽い食感にしたい時や、価格を抑えたい時には使える場面もあります。
ただし、「パティシエのような焼き菓子の香りを出したい」「バターのコクを活かしたい」という場合は、やはりバターを使う方が向いています。
まとめ
パティシエが実際に使うようなバターは、製菓材料店やネット通販で購入できます。
富澤商店やcottaなどでは、無塩バター、発酵バター、業務用サイズのバターなどが選びやすく、お菓子作りをよくする方には便利です。
業務スーパーのバターも、家庭でのお菓子作りには十分使える場面があります。価格を抑えたい時や、日常的なおやつ作りには選択肢になります。
ただし、バター、バターブレンド、マーガリンは同じではありません。
レシピに「バター」と書かれている場合は、基本的にはバターを使う方が仕上がりは安定します。
バター選びで大切なのは、価格だけで決めないことです。
クッキーやフィナンシェのようにバターの香りが出やすいお菓子には、風味のよいバターを。
日常のおやつには、使いやすく続けやすいバターを。
バタークリームのように味がそのまま出るものには、香りのよい無塩バターを。
作るお菓子に合わせて使い分けることで、仕上がりは変わります。
お菓子作りは、材料選びで大きく変わります。
バターもその一つです。
まずは無塩バターを基本にして、慣れてきたら製菓用バターや発酵バターも試してみてください。
同じレシピでも、香りやコクの違いを感じられるはずです。


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