ori-kitchen本日は、経営者がつい全部自分でやってしまう経営について、整理してみました!
小さな事業を始めたばかりは、「全部自分でやる」のは、普通なことかと思います。
商品開発・仕入、接客も、情報発信も、会計業務も。
最初は人に任せる余裕もなく、むしろ自分でやったほうが早いことも多いです。
そして気づけば、ずっと全部を自分で抱えたまま経営を続けている人も少なくありません。
「全部自分でやる」真面目な人ほど陥りやすい
全部自分でやる経営は、責任感が強く真面目な人ほど陥りやすいんじゃないかと思います。
- 自分がやらないと不安
- 任せるより自分でやったほうが確実
- 失敗したら申し訳ない
こうした気持ちは、とても通常です。
ただし、この状態が長く続いてしまうと、経営は少しずつ歪んでいきます。
限界①: 時間がいくらあっても足りない
一番分かりやすい限界は、時間の限界が見えてきます。
一人が使える時間は、どれだけ頑張っても一日は24時間。
作業が増えれば増えるほど、自分で「考える時間」が削られていきます。
結果として、・目の前の作業は回っている・先のことを考えられていない
という状態になりやすくなります。
限界② 「経営」に「作業」が混ざってしまう
全部自分でやっていると、経営に作業の境目が曖昧になります。
本来、経営者がやるべきことは、
- 何に力を入れるか決める
- やらないことを決める
- 事業の方向性を考える
こうした「判断」が経営者の仕事です。
しかしながら、日々の作業に追われていると、経営者なのに
ずっと現場作業をしている状態になります。
これは構造の問題となります。
限界③ 売上が伸びても楽にならない
全部自分でやる経営の怖いところは売上が伸びても楽にならないことです。
売上が増える。やることが増える。 さらに忙しくなる
このループに入ると、
成長するほど苦しくなります。
「売上は上がっているのに、なぜか余白・余裕がない」
これは、ひとりで抱えすぎている経営の典型です。
限界④ 判断が遅くなる
人は、疲労状態が続くと判断力が落ちます。
全部自分でやっていると常に頭がいっぱいになり、
- 後回し
- 先延ばし
- 決めきれない
といった状態が増えていきます。
経営において、判断が遅れることは、判断を間違えることと同じくらいリスクになります。
「全部やらない」ことは、手を抜くことではない
ここで大事なのは、「全部の仕事をやらない=手を抜く」ではない、ということです。
むしろ逆で、
経営に集中するために、「手放す」という考え方です。
- 自分がやらなくてもいい作業
- 仕組みにできること
- 外に出せること
これらを少しずつ整理することで、
経営は回り始めます。
いきなり任せなくていい
「人に任せる」と聞くと大きな決断に感じるかもしれません。
でも、いきなり全部を任せる必要はありません。
- 毎回同じ作業
- 判断がいらない作業
- 自分でなくてもできる作業
こうしたところから、
経営者の手を外していくだけでも、十分に意味があります。
経営者がやるべき仕事に戻る
経営者の役割は、「一番頑張る人」ではないです。
- 全体を見る
- 優先順位を決める
- 方向を修正する
そのためには、現場から一歩離れる時間も必要です。
全部自分でやる経営を続けていると、この時間が取れなくなります。
まとめ|限界は、構造
「全部自分でやる経営」が苦しいのは、最初のやり方を、そのまま続けているだけです。
経営は、成長とともに、
やり方を変えていくもの。
全部を抱え続けることが、
誠実さではありません。
少しずつ手放し、
経営者としての仕事に戻る。
それが、
次のステージへの第一歩です。


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