ori-kitchenこんにちは!!
本日は、カヌレについて発信させていただきます!!
カヌレの表面がカリカリになる理由


1. 高温での「キャラメリゼ」
カヌレの外側がカリッとする一番の理由は、「高温で焼くことによる砂糖のキャラメリゼ化」です。
カヌレの生地には、砂糖・ラム酒が入っています。この原材料が焼成中に高温で焼成し始め、キャラメルブ状の薄い膜ができます。これがあの香ばしい「カリカリ」の正体。
ポイント☞、:砂糖は160℃を超えるとキャラメリーゼ化が始まり、180℃を超えるとより香ばしく層になります!
焼成時の温度と時間の関係
| 工程 | 温度 | 時間 | 目的 |
|---|---|---|---|
| 前半(高温) | 約220〜230℃ | 約10〜15分 | 外側を一気にカリッと固める(キャラメリゼ開始) |
| 後半(中温) | 約180〜190℃ | 約45〜60分 | 中までじっくり火を通し、もちもちの食感を作る |
🔍 ポイント:
- 最初に高温で焼くことで、砂糖が急速に焦げてカラメル化 → 「カリッと香ばしい殻」が形成されます。
- そのまま高温を維持すると中まで固くなりすぎるため、後半は温度を下げて「中しっとり」を守ります。
2. 温度を変えないとどうなる?
| 状況 | 結果 | 食感の特徴 |
|---|---|---|
| 高温:220℃以上 | 表面が焦げやすく中は生焼け | 外は苦く中はドロッと |
| 低温:180℃前後 | 焼き色が薄く表面がしんなり | カリカリ感が出ずらい |
| 2段階焼き | 外がカリ・中がモチの形 | カリカリ感が出やすい |
使用する材料が与える食感の影響
カヌレの「外カリ・中モチ」食感は、原材料の組み合わせによってかわります。
卵黄は、コクとしっとり感を与え、牛乳は、よりなめらかな口当たりをつくります。砂糖は、焼成中にキャラメリーゼ化して表面をカリッと仕上げます。小麦粉は、生地を支える役割を担います。バターは、風味としっとり・コク感を加えますが、入れすぎると油っぽくなりやすいます。さらに、ラム酒・バニラが香ばしさを引き立て、さらに甘さを引き締めます。これらの「素材」がそれぞれの役割を果たすことで、カヌレ特有の「外は香ばしくカリッと、中はもちっと」食感が完成します!

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