50缶から始められる、ホテル・旅館向けオリジナルクッキー缶OEMという選択肢

ホテルや旅館の売店に、その施設でしか購入できないオリジナル商品を置きたい。

宿泊の思い出として持ち帰ってもらえるお菓子を作りたい。

開業記念や周年記念に、施設らしさが伝わる商品を用意したい。

そのように考えながらも、オリジナル商品の開発に踏み出せない施設は少なくありません。

特に大きな壁になりやすいのが、製造数量です。

オリジナルのお菓子を作るためには、最初から数百個、数千個を発注しなければならない。

そう考えている担当者もいるのではないでしょうか。

しかし、商品の仕様や製造先の選び方によっては、ホテル・旅館向けのオリジナルクッキー缶を、50缶程度の小ロットから始める方法があります。

最初から大量に製造するのではなく、まずは小さく販売し、お客様の反応を確認しながら商品を育てていく。

この記事では、ホテル・旅館が50缶からオリジナルクッキー缶OEMを始めるメリット、商品設計の考え方、事前に確認したい注意点について紹介します。

目次

ホテル・旅館のオリジナルクッキー缶は、50缶から始められる

ホテル・旅館向けのオリジナルクッキー缶は、必ずしも大量発注から始める必要はありません。

オリジナル商品というと、缶そのものも一から製造しなければならないと思われるかもしれません。

しかし実際には、最初から缶まで完全オリジナルで作らなくても、商品として十分に展開することは可能です。

たとえば、

  • 既製の缶を活用する
  • 施設のロゴを入れたシールを付ける
  • ブランドカラーに合わせた掛け紙を付ける
  • 地域や施設の物語を記載したカードを同封する
  • 施設をイメージした味や形のクッキーを詰める

といった方法を組み合わせることで、製造数量を抑えながら、ホテル・旅館らしい商品に仕上げることができます。

つまり、オリジナル感は缶そのものを特注することだけで生まれるのではなく、中身のクッキーの味や形、見せ方の工夫によっても表現できます。

最初から完成形を大量に作るのではなく、まずは50缶から販売を始め、売れ方を確認していく。

そのように小さく始められることが、クッキー缶向け商品開発の大きな魅力です。

ホテル・旅館とクッキー缶の相性がよい理由

ホテル・旅館のオリジナル商品として、クッキー缶は相性のよい商品の一つです。

その理由は、持ち帰りやすさ、見栄え、贈答性を兼ね備えているからです。

ホテルや旅館で販売する商品は、その場で食べてもらうだけではなく、自宅まで持ち帰ってもらうことを考える必要があります。

生菓子の場合、温度管理や持ち歩き時間に注意が必要です。

一方、クッキーなどの焼き菓子は比較的持ち帰りやすく、売店販売や配送、オンラインショップにも展開しやすい特徴があります。

また、クッキー缶は中身を食べ終わったあとも、缶が手元に残ります。

施設のロゴや地域をイメージしたデザインが入っていれば、缶を見るたびに宿泊したときの記憶を思い出してもらえる可能性があります。

つまり、クッキー缶は単なるお菓子ではありません。

宿泊体験を自宅に持ち帰ってもらうための商品でもあります。

自宅用として購入する人もいれば、家族や友人、職場への土産として購入する人もいます。

価格やデザインによっては、法人向けの贈答品やVIP顧客へのギフトとしても活用できます。

施設の世界観を表現しやすく、販売後も記憶に残りやすい。

この点が、ホテル・旅館とクッキー缶の相性がよい理由です。

50缶から始めることで、在庫リスクを抑えられる

初めてオリジナルクッキー缶を作る場合は、製造数量を抑えて販売結果を確認する方法が現実的です。

なぜなら、宿泊者数とクッキー缶の購入者数は同じではないからです。

年間の宿泊者数や売店の利用者数が分かっていても、新しく作ったクッキー缶が何個売れるかを正確に予測することは簡単ではありません。

商品の価格、缶の大きさ、売店での陳列場所、宿泊者の年齢層、季節、客室単価などによって、購入率は変わります。

製造単価を下げるために、最初から500缶を発注する方法もあります。

しかし、予定どおりに販売できなければ、残った商品は在庫になります。

食品である以上、賞味期限も進んでいきます。

単価が下がっても、売れ残りや値引き、廃棄が発生すれば、最終的な利益が残るとは限りません。

まず50缶を販売すれば、さまざまな情報を得られます。

何日で売れたのか。

どの年代のお客様が購入したのか。

自宅用と贈答用のどちらが多かったのか。

価格に対して、どのような反応があったのか。

売店販売と宿泊プランでは、どちらの反応がよかったのか。

こうした販売結果を確認してから、次回の製造数量を決めることができます。

初回の50缶は、単に少ない数量で作るためのものではありません。

売れる価格、見せ方、販売場所を確認するためのテスト販売でもあります。

ホテル・旅館らしいクッキー缶は、何をオリジナルにするのか

オリジナルクッキー缶を作るときに重要なのは、すべてを特注にすることではありません。

施設らしさが伝わる部分を選び、味、見た目、物語を統一することが重要です。

小ロットの商品開発で、クッキーの味、形、缶、印刷、個包装のすべてを完全オリジナルにすると、費用や最低発注数量が大きくなりやすくなります。

そのため、最初に「何をオリジナルにしたいのか」を整理する必要があります。

例えば、地域の果物、お茶、塩、味噌、酒粕などを使い、土地らしさをクッキーの味で表現する方法があります。

ホテルの建物、温泉マーク、地域の名所、施設のロゴなどを、クッキーの形にする方法もあります。

缶は既製品を使いながら、ブランドカラーに合わせたシールや掛け紙を付けることもできます。

さらに、施設の歴史や地域の物語を記載したカードを同封すれば、商品を手に取った人へ背景まで伝えられます。

ただし、地域の要素をたくさん入れれば、よい商品になるとは限りません。

果物も使う。

温泉も表現する。

建物も入れる。

観光名所も入れる。

このように要素を増やしすぎると、結局何を伝えたいクッキー缶なのか分からなくなることがあります。

施設を象徴する要素を一つか二つに絞り、味、形、包装に一貫性を持たせる。

それが、小ロットでもホテル・旅館らしいクッキー缶を作るポイントです。

50缶のクッキー缶OEMで、最初に決めたい5つのこと

小ロットのクッキー缶OEMをスムーズに進めるためには、相談前に5つの条件を整理しておくことが大切です。

数量だけを決めても、誰に、どこで、いくらで販売するかによって、適切な商品仕様は変わるからです。

1.誰に販売するのか

宿泊者向けなのか、観光客向けなのか、法人顧客向けなのかを整理します。

自宅用の商品と贈答用の商品では、求められる缶の大きさやデザイン、価格帯が異なります。

2.どこで販売するのか

館内売店、フロント、客室、オンラインショップ、宿泊プランなど、販売場所を決めます。

販売場所によって、陳列しやすいサイズや持ち帰りやすさも変わります。

3.いくらで販売したいのか

販売価格は、商品内容を決めたあとではなく、できるだけ早い段階で考える必要があります。

希望をすべて詰め込んでから価格を計算すると、想定より高額になる可能性があります。

販売価格から、クッキーの量、種類、缶、包装の内容を逆算する考え方が必要です。

4.何をオリジナルにしたいのか

オリジナルクッキーの味、形、缶、シール、掛け紙、カードなど、どの部分で施設らしさを表現するのかを決めます。

小ロットでは、すべてを変えるよりも、目立たせたい部分を絞ったほうが商品をまとめやすくなります。

5.いつまでに必要なのか

クッキー缶は、相談後すぐに完成するわけではありません。

内容の確認、試作、資材の手配、食品表示の確認、製造、納品などの工程があります。

開業記念や周年イベントなど、使用日が決まっている場合は、余裕を持って相談する必要があります。

誰に、どこで、いくらで販売するのか。

何をオリジナルにして、いつまでに必要なのか。

この5点を整理することで、予算や用途に合った提案を受けやすくなります。

小ロットのクッキー缶OEMで注意したいこと

50缶からクッキー缶を製造できる場合でも、希望する仕様をすべて小ロットで実現できるとは限りません。

その理由は、クッキーの製造数量と、缶や印刷物の最低発注数量が別だからです。

クッキーは50缶分から製造できても、完全オリジナルで印刷した缶は、より大きな数量が必要になる場合があります。

そのため、初回は既製缶とオリジナルシール、掛け紙、カードを組み合わせる方法が現実的です。

また、クッキーの種類を増やすほど、魅力的な商品になるとは限りません。

種類が増えれば、使用する材料や製造工程も増えます。

仕込み、焼成、冷却、包装、品質管理などの作業も複雑になり、製造コストが上がる可能性があります。

個包装を希望する場合も、袋やシールなどの資材費と包装作業が必要です。

さらに、缶が大きくなるほど、売店での陳列スペースや配送費にも影響します。

商品を設計するときは、見栄えだけでなく、販売価格、保管場所、配送、賞味期限、食品表示まで含めて考える必要があります。

小ロットでは、すべてを完全オリジナルにすることよりも、既製資材を上手に活用しながら、施設らしさを伝える方法を選ぶことが重要です。

クッキー缶は売店以外にも活用できる

ホテル・旅館のオリジナルクッキー缶は、館内売店だけで販売する商品ではありません。

保存性と贈答性を活かすことで、さまざまな場面に展開できます。

例えば、高価格帯の宿泊プランにクッキー缶をセットする方法があります。

客室にウェルカムギフトとして用意すれば、到着時の印象を高める商品になります。

開業記念や周年記念、婚礼や宴会の引き菓子、VIP顧客への贈答品、法人営業で使用する手土産としても活用できます。

また、宿泊後にオンラインショップで再購入できるようにすれば、お客様との接点を滞在後も残せます。

一つのクッキー缶を、売店用、宿泊プラン用、法人ギフト用に分けて活用すれば、製造した商品を複数の場所で販売できます。

ただし、用途を広げることだけを目的にしてはいけません。

誰に届けたい商品なのかが曖昧になると、価格やデザインもぼやけます。

まず中心となる用途を決め、そのうえで他の販売場面へ展開することが重要です。

クッキー缶は、一つの商品を複数の販売機会につなげられる点でも、ホテル・旅館に向いています。

まとめ|50缶から、施設を代表するクッキー缶を育てる

ホテル・旅館向けのオリジナルクッキー缶は、最初から何百缶、何千缶と大量に製造しなければならないものではありません。

既製缶やオリジナルシール、掛け紙、メッセージカードなどを活用することで、クッキー缶に入れるオリジナルクッキーを、50缶分程度の小ロットから商品化できます。

小ロットで始めることで、在庫リスクを抑えながら、販売価格、クッキーの味や形、パッケージの見せ方、販売場所に対するお客様の反応を確認できます。

初回は50缶分から始め、販売結果を確認する。

反応がよければ、次回は100缶分、200缶分へと数量を増やす。

季節限定の味を追加する。

宿泊プランや周年記念品、法人向けギフトへ展開する。

このように、最初から完成形を目指すのではなく、販売しながら少しずつ商品を育てていくことができます。

大切なのは、理想をすべて詰め込んだ商品を、最初から大量に作ることではありません。

施設らしさが最も伝わる要素を選び、無理のない数量と予算から始めることです。

地域の食材を使った味にするのか。

施設の建物やロゴをイメージした形にするのか。

宿泊の思い出が伝わる掛け紙やカードを添えるのか。

施設ごとに、優先すべき要素は異なります。

50缶分から始めたオリジナルクッキーが少しずつお客様に知られ、将来的に、そのホテルや旅館を代表する商品へ成長する可能性があります。

Patisserie Se Reveiller KONDOU(パティスリーセレヴェイユ・コンドウ)では、ホテル・旅館向けのクッキー缶に入れるオリジナルクッキーを、小ロットから製造しています。

クッキーを製造するだけではなく、商品開発のご相談から、クッキーの味、形、種類、缶の中での構成、全体のバランスまで含めて企画をご提案します。

既製缶を活用した50缶分程度の商品企画をはじめ、組み合わせ、構成、施設の用途や予算に合わせた商品づくりをサポートします。

販売価格や商品内容がまだ決まっていない段階でも問題ありません。

販売予定数量、用途、希望する価格帯、希望納期などを伺いながら、実現可能なオリジナルクッキーをご提案します。

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