
本日は、固まらないキャラメルソースについて解説します!!
目次
キャラメルソースの大前提


生キャラメルとキャラメルソースの違い
1. 生キャラメル
- 食感:口の中がとろける
- 主な材料:生クリーム・砂糖・水飴・バターなど
- 作り方:砂糖を鍋で加熱してキャラメル化した後に生クリーム・バターを加えて煮詰める。固まるまで冷やす
- 用途:そのまま食べたりできる
2. キャラメルソース
- 食感:とろ~りとした液状のソース
- 主な材料:砂糖・生クリーム(or牛乳)・バター
- 作り方:砂糖を鍋で加熱してキャラメル化した後に生クリームを加える
- 用途:アイスクリーム・ホットケーキなどのトッピング、カフェドリンクやお菓子のソース
生クリームや砂糖の影響について
生クリームの影響
- 乳脂肪分が高い: 口当たりがなめらかになります。よりリッチな味わいに。
- 乳脂肪分が低い: あっさりした味になります。固まりにくい。
- 加熱しすぎる: 分離しやすい。焦げたりし、口当たりが悪くなる。
砂糖の影響
- グラニュー糖:クセのない甘さとなり、キャラメル化しやすい。
- 上白糖:グラニュー糖より、しっとりした仕上がりになる。
- 水飴を加えると:なめらかさが増す。結晶化を防ぐ。
- 温度が高すぎると:より苦味が出やすくなる。
固まらない原因とは?
加熱の仕方がポイント
① 加熱不足→温度が低い
原因:砂糖のキャラメル化が不十分となります。水分が多く残っている為。
対策:
・砂糖を中火から強火でしっかり溶かす。茶色くキャラメル化するまで加熱。
・目安は、約170〜180℃【淡い茶色から琥珀色になる。】
■ポイント
→砂糖が透明から薄茶色に変わるまで触らない。 かき混ぜると砂糖が結晶化してしまい、ザラザラになってしまう。
② 煮詰め時間が短さ
原因:充分に水分が飛ばない。とろみがつかなくなる。
対策:
・砂糖をキャラメル化した後に生クリームを加えしっかり煮詰める事が重要。
・とろみ自身が足りない場合、弱火で約5分程度煮詰めるとキャラメルの濃度が増す。
■ポイント
煮詰めすぎてしまうと固まりすぎる。木べら・スプーンの裏に軽く、まとわりつくくらいを目安とする。
3. とろみがつかない原因・対策
キャラメルソース自身にとろみがつかないのは、水分が多すぎで、材料のバランス・配合が崩れている可能性があります。
① 生クリーム・牛乳の割合が多い
原因:クリームの液体の量が多すぎる。キャラメルソースが薄まってしまう。
対策:
・生クリーム・牛乳の量を調整。少しずつ量を加えて様子を見る。
- キャラメルソースを煮詰める時間を少し長めにして、水分を飛ばす。
② バターの加えすぎ
原因:バターが多すぎると分離して、サラサラになりやすい。
対策:
- 仕上げは少量分加えるだけにする。
- バターを加えた後は、強火で煮立たせないようにする(分離を防ぐ)。
ポイント
少し冷やすと、自然にとろみが増す。加熱しすぎないよう注意が必要。
まとめ
トラブル | 原因 | 解決策 |
---|---|---|
キャラメルソースが固まらない | 加熱不足・水分が多い | しっかりキャラメル化する。煮詰め時間をより長くする |
キャラメルソースがザラザラになる | 砂糖が結晶化になっている | かき混ぜすぎない。バターや水飴を加える。 |
キャラメルソースにとろみがつかない | 水分やバターが多すぎる | 煮詰め時間を少し調整し、液体量を調整。 |
コメント